カメラにも大きく3種類のタイプがあり、高画質な写真を撮影したいという方は「一眼レフカメラ」がおすすめです。

その一眼レフカメラを使うメリットの一つが、撮影するシーンに合わせてレンズ交換ができることです。
純正品はもちろん専用のレンズメーカーなど様々なレンズがあり、高画質でオリジナル性の高い写真が撮影できるようになります。

そこで、一眼レフカメラの交換レンズには何種類あるのか知っているでしょうか?
と、突然聞かれても正しく答えられる方は意外に少ないと思います。

ということで今回は、一眼レフカメラの交換レンズの種類とそれぞれのレンズの特徴をご紹介します。

一眼レフカメラの交換レンズの種類と特徴紹介!

一眼レフカメラの交換レンズの種類と特徴紹介!
まず、一眼レフカメラの交換レンズは大きく、

  • 単焦点レンズ
  • ズームレンズ

の2種類に分類され、この中で様々なタイプのレンズが販売されています。

各カメラメーカーから様々な交換レンズは販売されていますが、今回は主な交換レンズを6種類ご紹介します。

標準ズームレンズ

標準ズームレンズは文字通り、自分の目で見ているものをそのまま撮影できるレンズです。
一眼レフカメラを購入するとき、キットレンズとして搭載されている製品が多くあります。

標準レンズは焦点距離が35~50mm程度と、人の視角に最も近く自然な遠近感になります。
焦点距離とはレンズの中心点から撮像素子までの距離です。

初心者の方でも比較的扱いやすので写真の基本を学ぶのに最適なレンズといえます。
ただし、標準的な写真を撮影するときは問題ないですが、構図や撮り方を工夫しないと普通の写真になってしまいます。

広角ズームレンズ

広角ズームレンズも文字通り、風景などを広く撮影するときに最適なレンズになります。
広角ズームレンズは「近くのものは大きく遠いものは小さく」写る特徴があるので距離感や遠近感を出したいときに便利です。

当然、画角は標準ズームレンズよりも大きく、焦点距離は20mm、28mm、35mmなど様々です。
広角ズームレンズを使えば、スポーツ観戦などでは会場を広く撮影できるので臨場感がある写真が撮影できるほか、被写体に近づけて撮影すると遠近感が生まれるなど、他の人とは違った写真の撮影が可能になります。

ただし、風景など撮影するときは構図をしっかり考えないとただ広いだけの写真になってしまいます。

望遠ズームレンズ

望遠ズームレンズもそのまま、遠くの被写体を近くに寄せて撮影するためのレンズです。
運動会でお父さんたちが使っているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。

遠い場所にある被写体に合わせて風景も近くに寄せられるので、風景に被写体を自然に溶け込ませることもでき、味わいのある写真が撮影できます。

望遠ズームレンズは画角が標準レンズよりも小さく、焦点距離が100mm、200mm、300mm、600mmなどはありますが、利用するうえでの注意点はピンボケです。焦点距離が遠くなるほどボケは大きくなるので、焦点を合わせる技術が必要になります。

単焦点レンズ

単焦点レンズはここまでご紹介したズームレンズのような「ズームができないレンズ」になります。
単純に焦点距離が35mmの単焦点レンズでは35mm以外で撮影てきないということです。

撮影する被写体に合わせて移動する必要があるので不便さがある一方で、F値が小さいといった特徴があります。F値とはカメラに取り込む光の量を数値化したもので、F値を大きいとレンズを通る光の量が少なくなり、逆にF値が小さくなるレンズを通る光の量は多くなります。

単焦点カメラはF値が1.4といわれ極点に小さいので明るい写真の撮影が可能。焦点距離が固定されているためボケ感がある明るいオシャレな写真の撮影ができるのです。

ただし、焦点距離が固定されるので運動会などでは使えないでしょう。
あくまで近くの被写体を明るく綺麗に撮影するのに向いているレンズです。

マクロレンズ

マクロレンズは被写体を虫眼鏡で見たときのような写真が撮影できるレンズです。
虫や花などが虫眼鏡のようにズームアップできるので、普段目で見れないような鮮明な写真が撮影できます。

普通のレンズは被写体に近づくと色がにじんだりピントがずれたりしますが、マクロレンズを使えば鮮明な写真が撮影できるのです。

焦点距離は標準50mm~60mm、中望遠90mm~100mm、望遠180mm~200mmと色々なタイプがあります。ただし、マクロレンズは被写体をズームアップした撮影には適していますが、それ以外の性能は他のレンズよりも劣るので使う場面が限られます。

魚眼レンズ

魚眼レンズは、魚の目で見ているような感覚で景色を歪ませてほぼ360度の写真が撮れる特殊なレンズです。

魚眼レンズには以下の2種類のタイプがあるので、利用目的に合わせて選択する必要があります。
円周魚眼:丸い円の中に写真を撮影する
対角魚眼:画面の端だけが歪んだ写真を撮影する

面白い写真は撮影できますが初心者の方では使い方が難しいので、どちらかといえば上級者向けのレンズと言えます。

以上、一眼レフカメラで利用できる6種類の交換レンズを紹介しました。
すべて揃えるのもお金がかかるので、まずは自分が撮影したい写真がなんなのかよく考えて、それに適した性能の交換レンズを選ぶ必要があります。基本は標準ズームレンズで写真の撮影技術を学んで、それから他の交換レンズを購入するのがおすすめです。

まとめ

今回は一眼レフカメラの交換レンズの種類と個々の特徴をご紹介しました。

交換レンズには大きくご紹介した6種類のタイプはありますが最初に使うのが標準ズームレンズです。
最後に説明した通り、まずは標準ズームレンズでの写真の撮影になれてから、自分の撮影したい写真に合わせて交換レンズを購入することが大切です。

基本的に交換レンズは高額。しっかり下調べをしてから選ばないと失敗したときの代償は大きいので、まずは自分がどんな写真を撮りたいのか考えてみましょう。